3月8日未明239人の搭乗したマレーシアの飛行機が消息を絶ち、行方不明になったとメディアが報じた。2週間程が経ち、消えた理由も飛行機の行方もまだ分かっていない。それで、テロ事件から宇宙人に誘拐されたという仮定までいろいろあるそうだ。マレーシア政府は、検討した上、飛行機がインド洋に墜落したとみられると発表した。しかし、機体の残骸と乗客の遺体の行方は未だ解明されてない。搭乗者の家族に誰も生き残らなかったと伝えたが、生存者がまだいる可能性があるのだろうか。 1979年に学生とラグビー選手合わせて45人が搭乗した、ウルグアイ航空の飛行機がアンデス山脈に墜落した。捜索がうまく行かずに、皆死亡したというニュースが広まった。事故の約40日後、村人がその周辺を歩いたら、様子の怪しい人々に偶然会って、最初にびっくりしたそうだが、すぐに航空事件の生存者であることに気づいて、チリの官庁と通信して、経緯を届け出た。45人のうち12人が生き残れたらしい。生き残った人に「どうやって生存したかな」と尋ねられた時、驚くべきことに、「生存方法の一つは死人を食うことだった」と答えた。 マレーシア航空事故では「アンデスの奇跡」と呼ばれるそのエピソードが果たして繰り返されるのだろうか。希望をなくさず、捜索を深めて、祈るしかないと思う。